「デザイン料金って何が含まれる」

dd_20170512_1

デザイナー個人個人で表記や伝え方が違う、また料金ももちろん違うので金額的なところは明言できませんが、デザイン料金の中に含まれる「仕事内容」って何?に、僕の仕事内容をベースに答えていきます。


「デザイン料金って高くない?」 

少なからず、デザインを依頼する際に、思ったことが有る人も居るのではないでしょうか?
デザイナーとの間にはデータだけ(物がない)が手元に届き、印刷費(制作費)よりも高いデザイン料金に、「この金額なら今後は無理かな」 と、以降依頼を諦めざるを得ないこともあるかと思います。


「デザインって作ってるだけじゃないの?」

デザインの制作中以外にも、デザインを着手するまでの対応、デザイン中の作業内容、デザイン完成後の対応など、デザイン依頼の中に見た目に含まれない作業時間もいくつか存在します。


 「デザインを着手するまで」

僕も制作に入るまでに、直接、テレビ電話、メールなどで必ず打ち合わせを行います。
この時間って仕事なの?と思われがちですが、 シンプルにサラリーマンで考えた場合、勤務時間内に行われることで、仕事後に打ち合わせは行いません。
同様にこのために割いた時間や、移動時間も含め、ここから制作の仕事は始まっています。

また場合によって、本制作に入る前にラフや枠型を作る場合もあります。


「デザイン中の別途作業」

デザインにもよりますが、時間的なコストが分かりにくところで、例えば制作中にこんな作業に時間がかかっています。

・素材集め、準備

だいたいの制作物で全て手作り、手書きということはありません。
例えば、写真やテクスチャー素材は、基本作ることが出来ないので、フリー素材で探したりや場合によって購入という形で用意をします。
フォントについても、事前に希望がある場合は参考で10〜20書体ぐらい用意するため、何百何千という種類の中からウェブで探し提案をします。

預かりの写真なども、素材として使えるように色補正など、修正をする場合もあります。


・写真切り抜き

ダンスのデザインものは、写真がメインの場合、人型に切り抜かれたものも多く、また背景がない方がイメージにも合わせやすく、用途的にもよく切り抜き作業を行います。
メインの1チーム分やひとりふたりなら想定の範囲内ですが、出演者全員切り抜いたり、10枚以上もの写真を切り抜くとなれば、一人当たり15分〜30分(丁寧な切り抜きや女性の髪が広がっている状態の場合などはもっと)ほど、かかるのでそれだけで、数時間となることもあります。


・タイトルやロゴ作り

イベントのフライヤーなどは必ずタイトルというものがあり、フォントの打ち文字だけの場合もありますが、デザインの都合上、凝ったタイトルにする場合や、メインになることもあるので、ある程度作り込みをします。

よくあることなのですが、「フライヤーのロゴもらえますか?」この質問は非常に答えにくく、フォントの打ち文字なら可能なのですが、ロゴだけの依頼や、順序的にロゴから先に依頼を頂いていた場合、ロゴデザインの依頼として受けていて、もちろん別途制作費で制作しています。
なので、お渡しする場合はロゴ制作(引き渡しデータ)の依頼と判断し、対応することがあります。

ただデザインとして魅力的なものにするため、一貫してフライヤーの依頼を受けた場合でもきちっとデザインしをています。


・地図作り

イベントなど、最近は会場でもデータとして地図データを配布していることろもありますが、新規の場所や店舗など、住所だけなく地図も載せたい場合、希望合わせて地図の制作もしています。
その際、google mapやナビタイムで、場所を探し、最寄りの駅やルートやスポットを考え、調べるところからしています。


上記、内容は作業時間、点数やデータの受け渡しなど、状況に応じて別途請求する場合があります。
特にロゴや地図は、以降流用(販促物含む)する場合があるので、引き渡しとなる場合、制作物としてはデザインと別扱いで判断することが多い。


「デザイン完成後」

ダンス業界はデザイン完成後、入稿までがデザイン制作の仕事と思われがちですが、入稿に関しては本当は「入稿手数料」という形で、別で区分できる内容になります。

納期や商品に合わせて、入稿先、入稿内容を探し、見積もりを提案したり、また入稿後のデザイン確認や業者との対応など、制作以外の面で時間を割かなければなりません。
もちろん、理解しているものがするべきだという判断が賢明なため、デザイナー側で行う方がスムーズですが、ダンス業界では無償のサービスとなっている風潮もあるので、過度な要求は避けましょう。


「ダンサータイムの対応」

生活リズムが夜型のダンサータイムの方々は圧倒的に、夜中の対応が多くなります。
それは返事が日中よりも夜、夜中が多くなるためその時間に合わせて対応するしかない場合もあります。

当たり前ですが納期までに「デザインを完成」をクリアするため、時間外対応もデザイナーの特徴であり必須ですが、そのため対応時間や対応スピードも仕事としての付加価値になっています。


|まとめ 

デザイナーはこれらを踏まえて、デザイン料金を設定したり、最低額を決めています。
基本はデザイナーが時間換算で割りに合う値段を設定し、デザイン内容に合わせ予算を提案、人によって経験代やセンス代といった、自分の値打ちをさらに料金に上乗せしています。

依頼するときに納得できる仕事内容か制作物なのか、またはサービスなのかを判断するのは自分自信なので、デザインを依頼する側、受ける側の目安やヒントにしてください。